不動産投資において気を付けるべきこと
お得に感じる条件やセールストークには気を付けましょう
1.提携金融機関で融資可能
金融機関は厳しく審査を行なっています。
物件の売主業者の提携金融機関で融資が可能というのはお得に感じると思います。
ただ、重要なのは本当にその物件が投資する価値のある物件かどうかを見極めることです。
2.新築物件での満室保証
新築物件で、一定期間の満室保証を付けている物件が多くあります。
売主が満室にする自信がある物件なのか、逆にすぐに部屋が埋まらない可能性があるから満室保証を付けて売ろうとしているのかをしっかり見極める必要があります。
3.節税効果がある
税金は出来るだけ納めたくないという人は多いですので、節税効果があると言われるとお得に感じてしまうと思います。
ただ、重要なのは目的が何なのかということです。
投資が目的なのでしたら、投資に見合う物件なのかどうかをしっかり見極めましょう。
4.ローン付けが得意
ローン付けが得意というセールストークには2種類あります。
物件の種別ごとにどこの金融機関が適しているかを選別することが得意ということと、
通常は審査が通らない案件を無理やり通すのが得意ということです。
後者は、そもそも投資に見合わない案件である可能性があります。
十分気を付けましょう。
5.高利回りで高稼働の物件
一見すると理想的な物件に感じます。
だからこそ十分注意する必要があります。
中には高値で売却するために無理やり高い賃料で空室を埋めている業者もいます。
賃料水準が相場とかけ離れていないか、しっかり検証を行う必要があります。
以上のように、お得に感じる条件やセールストークに惑わされず、
投資に見合う物件かどうかをしっかり見極めることが大切です。
意外と知られていない、注意すべきこと
1.管理契約解約時の違約金
当社の管理契約は、即時解約の場合は管理費の3ヶ月分を違約金として設定させていただいています。
ただ、なかには家賃の1ヶ月分や2ヶ月分といった管理契約書を見たことがあります。
管理費が家賃の5%だとすると、家賃1ヶ月分だと管理費20ヶ月分です。
そのような高額な違約金を設定している管理会社が、しっかりとした管理をしてくれるでしょうか。
自社の管理サービスに自信があるのでしたら、そんな高額な解約違約金を設定しないでしょう。
2.バルコニーの無い物件
最近はバルコニーの無い物件も増えてきています。
お部屋探しをしている人もバルコニーを求めなくなってきているように感じます。
ただ、注意すべきはエアコン交換等の工事費が高額になることです。
エアコン交換を行う際、室外機までの距離が長いと配管延長の費用が発生します。
また工事が高所作業になってしまったり、場合によっては足場を組む必要が出てきます。
将来の修繕工事という視点も忘れないようにしましょう。