不動産購入における両手取引
今回は不動産を購入する立場から見た仲介業者の両手取引について考えてみます。
売主が不動産業者の場合と一般消費者(一般投資家)の場合に分けてみます。
1.売主が不動産業者の場合
売主が不動産業者の場合は、売主が直接業者間情報サイトに物件情報を掲載することが多く、
どの仲介業者もその物件をお客様に紹介することが出来ます。
つまり、不動産業者が売主の物件を購入する場合、多くの場合が両手取引になります。
両手取引が問題視されるのは「囲い込み」が行われるリスクがあるからですが、
不動産業者が売主の場合は「囲い込み」のリスクは無く、特に問題はないと考えています。
ただ、注意が必要なのは、仲介の担当者が両手物件しか紹介してくれないような場合です。
ご自身でもしっかり情報を収集し、気になる物件があれば仲介担当者に相談してみましょう。
2.売主が一般消費者(一般投資家)の場合
売主が一般消費者(一般投資家)の場合は、買い手にとっては有利に働くことが多いでしょう。
仲介の担当者は売主とも直接話が出来ますので、成約となるよう全力で売主に交渉してくれるでしょう。
以上から、買い手の立場からは両手取引が問題になることはそれほどないでしょう。